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INTERVIEW
●織田裕二 クランクインインタビュー
Q.14年ぶりの「踊る」の現場ということで率直な感想をお聞かせください。
レインボーブリッジを渡らなくていいのかな?っていう、なんか変な違和感がありました。(笑)どこ行くんだ?っていう。変にソワソワしましたね。(笑)

Q.『踊る大捜査線 N.E.W.』ということで本作への意気込みは?
ないです!(笑)あんまり意気込まないようにしようと思って。自分としては適当な軽さがある時がちょうど青島なんで。あんまり意気込まないようにしよう、そういう感じですね。

Q.織田さんにとって、『踊る大捜査線』はどんな存在ですか?
もう大好きな作品なので。またこれが、来たかと。
もし次があるとしたら、今度は「和久さんの年ぐらいになった時かな」、なんて言ってて。で、本当にそうなって。和久さんよりちょっと早いのかな?でも、あの当時と定年の時期が変わったので。その分ちょっと長くなったかな?ぐらいな。そんな感じです。(笑)

Q.クランクインのシーンはいかがでしたか?
今日はもう来たときから雨が降っていて「(撮影が)だめです」って。「帰りますか?それとも1回テストだけやって帰りますか?」って。初めてそんなこと言われたなと思います。「久しぶりだから慣らし運転します?」って言われて。「じゃあ、やっちゃいますか」って。せっかくみんな準備しているし。エキストラのみなさんも400人近く来てくださってるので、顔も出さずに帰るのも何だなって思って行ったら晴れてきちゃって。(笑)
「あ、本番撮れちゃいました」みたいな。「踊る」っぽいなあって、なんかラッキーだなと思いました。

Q.ファンの皆様にメッセージをお願いします。
いよいよ「踊る」が帰ってきます!だいぶ待ちましたよね?すみません。
肩肘張らずにやりたいなと思ってるので、ぜひそんな気持ちで気楽に、映画館に来ていただけると嬉しいです。待ってます!
●本広克行監督 クランクインインタビュー
Q.2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』以来、「踊る」シリーズが遂に再始動となりますがいかがですか?
「踊る」ファイナルが終わってから、映画もテレビも舞台も色々な作品を作り、「踊る」に代わる大ヒットシリーズをやれたらなと思って頑張っていましたが、やはり「踊る」のようなヒットはなかなか難しいなと思いました。それくらい、この時代にヒットさせるのは大変なのと同時に、「踊る」はすごく貴重な、代えがたいIPというか。 コメディであり、みんなが楽しく観ることのできる娯楽作品ということを考えても、「踊る」はすごい企画なんだなって改めて思いました。そして、ファンの皆さんにとっても、やっぱりそれだけすごい作品なんだというのを、ファイナルが終わってから気づきました。
当時はそんなにすごいソフトとは思わなかったんですけど、あの“お祭り”を通過したんだなって思うと、ちょっと他にはない作品だったんですよね。
子供たちにも見せられる良質なソフトでもあって、今日の撮影でも、エキストラの高校生たちが織田さんが登場したらキャーってなってて。僕らでもなりますもんね。やっぱり、あのコートを着てる織田さんっていうのは、すごい存在なんだなと。

Q.織田裕二さんとは何年ぶりの再会となりますか?
室井慎次の撮影のラストシーンで出てもらったので、あの撮影以来ですね。1年ぶりぐらいです。

Q.今回の作品が始まるにあたって、作品のお話はされましたか?
織田さんから何回も電話がありましたよ。「熱い、変わらないな」と思いました。「ここのセリフをこうしたいんだけどどうですか?」とか「ディスカッションして良いセリフが思いついたんだけど」とか。じゃ、メールでもらってもいいですか、っていいました。電話だと書き取れないんで。(笑)

Q.本編の撮影がはじまりました。織田裕二さんの印象は?
歩いている姿も、荷物持っている姿も、全然変わらないんですよ。
僕らも端から見てて、本当に帰ってきた感がすごい。群衆の前に立った時、光り輝いてましたからね。(クランクイン時、雨が降っていましたが、)僕、実はすごい雨男で、僕の作品のクランクインは大体雨なんですよ、本当に。でも、織田さんが現場にいらっしゃってから、ふわーって太陽が出てきました。織田さんはスターです、やっぱり。
すごくいいクランクインでしたね。

Q.遂に青島の新しい物語が始まりますが、いまどんな想いですか?
青島は多分変わらない存在でいて、周りが変わるんですよね。「踊る3」の時に新しいメンバーが入ってきて、世代交代があって。ふと、「僕も青島さんももう定年の時期」だと思いました。それを思った時「踊る1」の時のいかりや長介さんが演じた和久さんは定年前の話だったことを思い出して。だから、青島は、和久さんみたいになってくのかなって多分、引き継がれていくんじゃないですかね、これが、どんどん。

Q.君塚さん、亀山さんとはどんなお話されていますか?
青島をどういう立場に置いてどういう物語にするかっていう話を散々して。最初は、そんなに動かない話だったんです。君塚さんと亀山さんが作ってくださっていた本は、ハリウッドのスパイものみたいな本で。でも「いや、青島は走ってなきゃだめです。」って。それから、今の本になりました。青島がずっと走ってるっていう。

Q.ファンにとって、待望の「踊る」シリーズの再始動だと思います。楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
踊る大捜査線って、やっぱりどっかでコメディなんですよね。みんなが笑いながら観るというか、気楽に観られる娯楽映画というか。そこをちゃんと目指さないとだめなんだなと思って。今回の青島さんは、繋がる、継続する、繋いでいく人の話なんですよね。だから、撮っていてめっちゃくちゃ面白いです。
僕はやっぱり「コメディやりたいんだな。泣かしたいんじゃなくて、笑かしたいんだな。」と思います。そして、笑かした先の涙を「踊る」がやったんです。「踊る1」の最後も青島さんが刺されて、大騒ぎになって。死んでしまったんじゃないかなと思ったら寝てました、って。それを観て、お客様も泣いてるんですよ。笑い泣きみたいな。 今作も「笑って泣ける」誰もが楽しめる娯楽作品を目指して頑張りますので、楽しみにしていてください。